パソコンやスマートフォン等で、離れた場所から現場の精細な振動データをいつでも確認できます。傾斜クラウド計測システムと違い、3 軸(X,Y,Z) それぞれの加速度計測、低周波数計測(長周期振動計測)が可能で、最大4台まで連結して振動レベルの差を比較し、構造物の精細な劣化診断を行うことができます。各振動データのうち、いずれかが事前に設定した警戒値を超えると、担当者にメールで通知したり、パトランプ等の警報装置を作動させることが可能です。
計測データはインターネット上で表やグラフの形式で確認できるほか、CSV 形式でダウンロードもできます。電源を確保できない現場でも、当社の独立電源と組み合わせてご利用いただけます。
計測機器(小型高性能振動計測装置)の仕様
メーカー | IMV(株) |
---|---|
型式 | HM-0013 |
品名 | 小型高性能振動計測装置 |
計測軸 | 3軸(X,Y,Z) |
加速度計測範囲(FS) | 高精度モード:2000Gal 高振動モード:6000Gal |
周波数計測範囲 | ~100Hz |
加速度精度 | 高精度モード:±0.5%FS 高振動モード:±5.0%FS |
センサーノイズ密度(rms) | 高精度モード:1×10-4g/√Hzレベル(X,Y) 2×10-4g/√Hzレベル(Z) 高振動モード:3×10-4g/√Hzレベル(X,Y) 5×10-4g/√Hzレベル(Z) |
分解能 | 24Bit |
電源 | DC12V±20% |
使用温度範囲 | -10~60℃ |
保護等級 | IP67 |
寸法 | W70×D90×H40(mm) |
質量 | 約400g |
1人で設置することはできますか
基本的にすべての製品をお一人で設置可能※ですが、安全性の観点から2人以上で設置いただくことを推奨しております。
※設置に高さが必要となる風向風速計は除く
1台のロガーに複数の計測器をつけることはできますか
はい、最大3台(3項目)まで取り付けが可能です。
例:風向風速計の場合「風向」と「風速」は2項目
※クラウドロガーは最大4chまで接続可能ですが、1chはバッテリー電圧監視用途として固定
クラウドロガーを格納する制御盤のサイズと重量を教えてください
大きさはW40㎝×D20㎝×H50㎝程度で、重さは取付金具含めて約9㎏となります。
モバイル通信圏外でロガー内部にデータを保存できますか
いいえ。残念ながらロガー内部にはデータ蓄積はできません。
収集したデータの蓄積はクラウドサーバとなります。
モバイル通信圏外で利用したいのですが
キャリアの通信圏外でのご利用は、衛星通信での対応が基本となりますが、衛星通信をご利用の場合、AC100V電源が必要となります。
トンネル内など、場所によっては通信ケーブルを延長することで対応できる場合があります。
お問い合わせください。
続きを読む