地中変位計 ShapeArray CLOUD

NETIS技術名称:地中変位計 ShapeArray CLOUD(シェイプアレイクラウド)
3軸重力加速度センサー(MEMS)を用いた3D地中変位計です。地すべり、護岸、橋梁、トンネル、鉄道、液状化対策、ダムなどさまざまなシーンで、0.01mm(誤差±1.5mm)※ の分解能で遠隔モニタリングが可能。(※センサー長32mの場合)
クラウド上ではドラッグで自由に動かすことのできる2D・3Dグラフを表示し、クラウド上に警戒値を最大2つまで設定することができる他、取得したデータをCSV形式で簡単にダウンロードすることができます。
※受注生産品になります。

利用イメージ

地すべり、護岸、橋梁、トンネル、鉄道、液状化対策、ダムなどさまざまなシーンで、0.01mm(誤差±1.5mm)※の精度で遠隔モニタリングが可能。クラウドベースの管理画面上にドラッグで自由に動かすことのできる2D・3Dグラフを表示し、クラウド上に警戒値を最大2つまで設定することができる他、取得したデータをCSV形式で簡単にダウンロードすることができます。
※センサー長32mの場合

地中の変位を遠隔地で監視

地中変位計 ShapeArray CLOUDは、一定間隔で3軸重力加速度センサーを搭載したロープ状の地中変位計(ShapeArray)により得られた連続的な変位量を収集するとともに、クラウドサーバ上でグラフを自動生成し、建設現場での地中変位を遠隔地から監視することが可能なシステムです。
機器設置・計測・資料整理および建設現場の安全管理を省力化し、従来に比べて施工性が向上する技術としてNETISに登録されました。

地中変位計 ShapeArray CLOUD ご紹介動画

製品の具体的な特徴や設置方法を分かりやすい動画でご紹介しております。ぜひご覧ください。

新川電機株式会社の地中変位計特設ページはこちら
https://www.shinkawa.co.jp/lp/saa/(外部サイト)

地中変位センサーの特徴

あらゆる方向に設置可能

鉛直設置はもちろんのこと、水平方向の設置を実現した革新的技術によって、縦でも横でもあらゆる方向に設置可能です。鉛直設置は法面・土留壁の変位計測などに、水平設置は切土・盛土の沈下測定、切羽先行変位計測などに、曲面設置はトンネルの内空変位計測などに、それぞれ有効です。

鉛直設置(法面・切土・盛土の変位)

鉛直に設置することで、地すべりなどの地中の状態についてもモニタリングします。
地中変位センサーの形状の変化がデータに反映され、それぞれ安全レベルから警報レベルまでの遷移を監視することができます。

水平設置(沈下計測・切羽先行変位)

水平に設置することで、地盤地下などの地中の状態についてもモニタリングします。
地中変位センサーの形状の変化がデータに反映され、それぞれ安全レベルから警報レベルまでの遷移を監視することができます。

曲面設置(トンネルの内空変位)

曲面に設置することで、トンネルの内空変位や沈下などの状態についてもモニタリングします。
地中変位センサーの形状の変化がデータに反映され、それぞれ安全レベルから警報レベルまでの遷移を監視することができます。

細い機器で自由度が高く素早く設置

自由度の高い設置を実現したことで、単一のセンサーで対応できる範囲が広がり、トータルコストの削減につながります。

センサーレイアウトは自由自在

外径2cmの細さを実現したセンサーは、ロープのような形状で非常に自由度の高い設置を可能としています。
鉛直設置時には内径27mmおよび47mm~100mmのガイドパイプに対応、水平設置時には49mmのガイドパイプを推奨します。

楽々設置

最先端の地中変位センサーは、リールから繰り出し設置をする極めて簡単な設置方式を採用しています。
延長チューブとオプションのサイレントセグメントを使用するとセンサー位置を任意の範囲に柔軟に設置することが可能です。

設置事例

管理画面の特徴

連続的な地中変位量の遠隔モニタリングを実現

【特徴1】専用クラウドでデータを管理
地中変位センサーにより得られた高精度な変位挙動を自動収集し、計測データをクラウドサーバー上で表示します。2段階の警戒値を設定し、メール通知やパトロイドによる遠隔通知も可能です。

【特徴2】過去データとの重ね合わせ
クラウド上に表示されたグラフについては、1~7日前の同時刻データとの重ね合わせ表示や、任意の日時からの変位量表示も可能です。

変位量の2Dグラフ(鉛直設置)

1、2、3、5、7日前の計測した同時刻のデータを重ね合わせて表示が可能。
視覚的に日毎の変位状況が確認できます。
ポインターをあてると、各センサー毎の計測データが確認できます。

変位量の3Dグラフおよび警戒値表示(鉛直設置)

警戒値の設定が可能です。視覚的に警戒範囲を3Dで表示します。

変位量のイメージ表示(曲面設置)

鉛直方向の変位量イメージが表示され、任意時点での計測結果との比較が可能です。

変位量のグラフ表示(曲面設置)

変位量を定量的に可視化することも可能です。
ミリメートルオーダーでの計測を実現します。

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今まではシンプルな折れ線グラフだったのですが、
グラフを3Dにすることで、計測器の動き(変位)を明確に視覚化することを可能としました。

では肝心のセンサ部分はどういったものなのか。
ここから「3D地中変位計シェイプアレイ」についてご説明していきたいと思います。

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仕様

地中変位センサー仕様※1

メーカー Measurand
測定軸 3軸(鉛直設置)
2軸(水平設置/曲面設置)
測定間隔 250mm、500mm(鉛直設置、曲面設置)
250mm、500mm、1,000mm(水平設置)
最大長さ※2 50m(測定間隔250mmの場合)
150m(測定間隔500mmの場合)
200m(測定間隔1,000mmの場合)
変位量分解能 0.01mm
計測精度 ±1.5mm(センサー長32mの場合)
測定頻度※3 最短で30分に1回
専用ロガーとの接続ケーブル長 標準15mまで
(ケーブル購入により最大1kmまで延長可能)
専用ロガーの通信回線 LTE回線(docomo)
電力 商用電源もしくはソーラーバッテリー

※1 製品はすべて販売となります。仕様については新川電機株式会社のWebサイトに掲載された情報をご確認ください。
ShapeArray販売元:3D地中変位計 (ShapeArray)|新川電機株式会社 (shinkawa.co.jp)
ShapeArray製造元:Measurand – ShapeArray™: Deformation measuring and monitoring
本サイトと記載内容の齟齬が生じた場合については、新川電機株式会社のWebサイト側を正式なものとしてご採用いただくようお願いいたします。

※2 標準を超える長さをご希望の場合はご相談ください。
※3 専用クラウドサーバを構築し、データの自動収集や遠隔モニタリングを行うShapeArray CLOUDとしての測定頻度です。

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