車両通過時間予測システムMS-VPP

マイクロ波センサーで工事箇所へ接近する車両の検知と速度の計測を行い、通過予測時間をリアルタイムにサイネージやタブレット上に通知します。夜間や悪天候でも高精度に計測でき、タイムラグなく即時に情報を表示することが可能です。
これにより、工事車両の運転手や交通誘導員は「あと何秒で車両が通過するか」を正確に把握でき、視認性の悪い現場出入口の安全を確保します。(特許出願中)
※受注生産品になります。

製品概要

利用イメージ

路上に設置したマイクロ波センサーが、接近する一般車両の速度を捉え通過するタイミングを予測。出庫口のサイネージへリアルタイムで表示します。出庫する車両運転手や交通誘導員は、サイネージ画面にて一般車両の通過予測時間を確認することで、接触事故を未然に防ぎ、安全かつ計画的な出庫が可能となります。

●「あと何秒で、車両が現場出入口付近を通過するか」を把握
●マイクロ波センサーを採用することで、夜間や悪天候時でも精度よく検知可能
●クラウドを介さずデータ処理するため、タイムラグなく即時に情報を表示
●センサー設置箇所からの見通しに依存せず、モバイル通信エリア内のどこでも利用可能

※MS-VPPは、Microwave Sensor-based Vehicle Passage time Prediction system の頭文字から命名されました。

システム構成

主な特徴

接近車両の情報をリアルタイムに一覧表示

車両接近を検知しパトランプを作動させるシステムでは、検知車両が警戒箇所を通過した際、後続車両の存在の有無を把握できない状況が生じることがあります。
本システムは検知車両の速度と通過予測時間をリアルタイムに一覧表示することで、工事車両の入退場に際してのヒューマンエラーの要因を排除し、ストレスフリーな安全管理を実現します。

見通しや視界の影響を受けず多様な現場で活用可能

マイクロ波センサーの採用により、「雨天や降雪時に正確な検知が困難になる」「視界不良が検知精度に影響を及ぼす」といった制約条件がなく、昼夜天候を問わず視認性の低い建設現場においても安全管理を実現します。
また車速データはモバイル通信網(LTE回線)を常時接続し送信するため、モバイル通信エリア内であればどこでもサイネージやタブレットによる表示を行うことができます。

用途に合わせた構成で提供可能

出庫車両の運転手や交通誘導員に接近車両の情報を広く知らせるサイネージ表示のほか、サイネージ表示にパトランプを組み合わせ、視覚と音声で周知することもできます。
情報を表示したタブレットを交通誘導員が手元で閲覧する構成にも対応し、用途に合わせた構成での提供が可能です。

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工事現場での設置事例

マイクロ波センサーにより、フェンス越しでも車両検知や速度検出ができます。送信側のセンサーおよび制御盤は、商用電源のみならずソーラー電源による給電も可能です。

仕様

センサー仕様

検知方式 電波式(ドップラー方式)
検知範囲 50m程度 (車両とセンサーの距離)
速度分解能 1km
速度精度 ±1km/h
使用温度範囲 -20〜60℃
保護等級 IP67相当
寸法 W190×D91.5×H190(mm)(取付金具除く)
質量 約3kg

伝送盤・表示盤仕様

メーカー (株)GRIFFY
通信方式 LTE(docomo)
電源 AC100V
伝送距離 LTE回線エリア内制限なし(伝送盤と表示盤の距離)
使用温度範囲 -10〜40℃
映像出力 HDMI方式
保護等級 IP65相当
寸法 W300×D165×H400(mm)(取付金具除く)
質量 約5.5kg(取付金具除く)

※屋外用デジタルサイネージ等の表示機器について、お客様にてご用意(弊社納入以外)の場合は、接続用HDMIケーブル等のご確認をお願いいたします。

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