屋外無線伝送装置「Gウェーブ」

通信環境のない屋外環境において、無線LANの構築を可能とします。起点となるインターネット回線として衛星回線、光回線、LTE回線を選択でき、無線Wi-Fiアクセスポイントを組み合わせることにより、建設中のトンネルや山間部での砂防堰堤工事など通信不感地帯での工事において、現場環境や利用シーンに応じて、お客様が必要とするエリア内での無線ネットワークの構築を実現します。
遠隔監視やクラウド計測など各種サービスとの連携により、不感地帯においても生産性向上を強力に支援いたします。

利用イメージ

衛星通信ブロードバンド「Starlink Business」※などのインターネット回線を利用することで、高性能なネットワーク拡張が実現します。建設DX技術を導入しにくい不感地帯でも、「Gリポート」をはじめとした遠隔臨場やクラウド計測など各種サービスがご利用できます。(イラストは衛星回線の利用イメージ例になります。)

※「Starlink Business」はKDDI株式会社が提供するサービスです。「Starlink Business」のご利用に関しては、お問い合わせフォームまたは当社担当者までお問い合わせください。

システム概要

現場環境に応じて、衛星回線・光回線・LTE回線より選択が可能

インターネット回線として衛星回線、光回線、LTE回線を選択できます。無線Wi-Fiアクセスポイントとの組み合わせにより、さまざまな現場ロイド製品との連携が可能です。現場の状況に応じて、最適なシステム環境を構築いたします。

機能・特徴

現場の通信環境に適した回線ボックスをご用意

現場のニーズに応じたバリエーション豊富なアクセスポイントを提供

Gウェーブに接続する無線アクセスポイントは、屋外利用可能な周波数帯(2.4GHz・5GHz)をご用意しており、アンテナの指向性有無や、通信可能範囲を踏まえて、ご希望の利用範囲に応じて、充分な通信速度を確保可能な機器を提案します。

法人向けサービス「Starlink Business」に対応

Gウェーブは内蔵ルーターや無線アクセスポイントの接続により、お客様の要望に応じた無線LAN利用範囲の拡張が可能であるため、「Starlink Business」由来の高速衛星通信を、さまざまな屋外シーンで利用することが可能です。
※ 当社はKDDI株式会社が提供する「Starlink Business」の取次店です。

安全管理・品質管理・遠隔臨場のすべてがGウェーブで可能に

Gウェーブを介した高速通信によって、不感地帯の現場で各種オンラインサービスを快適にご利用いただける環境が整います。不感地帯であっても、一般的なメールやWeb会議システムはもちろんのこと、遠隔臨場システムやIoTによるデータ収集、クラウドカメラによる常時警戒など、安全管理や生産性向上に役立つサービスの活用が実現します。

■関連製品
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コンクリート養生管理システム おんどロイドはこちら
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活用事例

事例❶ 山間部での活用

起点とするインターネット回線として、KDDIが提供する衛星通信システム「Starlink Business」をご利用可能です。「Gウェーブ」と屋外用無線アクセスポイントにより、衛星通信システム単体では屋外での無線LAN構築が困難な場合でも、遠隔監視や計測を必要とする対象範囲全域をカバーする高速ネットワーク環境を実現し、ダム建設や砂防工事、災害復旧現場における生産性向上を強力に後押しします。
見通しを確保するよう中継ポイントを複数設けることにより、数km離れている場所でも通信を確保することも可能です。

電波の届きにくい山間部にて遠隔臨場を実現

国土交通省北海道開発局主催「現場ニーズと技術シーズのマッチング」にて高評価を獲得
不感地帯に所在する建設現場は、発注者事務所から遠方に位置することもあり、遠隔臨場による業務効率向上が喫緊の課題です。当社はこの課題解決に向けて、国土交通省北海道開発局主催の「現場ニーズと技術シーズのマッチング」にて、「Gウェーブ」による通信環境の構築と遠隔臨場システム「Gリポート」の組み合わせによるシステムの提案を行いました。
マッチングでの現場実証の結果、不感地帯への移動時間の削減および現場臨場と遜色なくスムーズな遠隔臨場が行われることが確認され、通信不感地帯全般での検査業務の効率化につながる技術として、「従来技術より大幅に優れる」評価を受けました。

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事例❷ トンネル坑内での活用

衛星通信回線に加えてLTE 回線や光回線を起点として、建設中のトンネル坑内で無線LAN を構築した実績が多数あります。有線LAN の構築時に発生する、工事の進捗に応じたLAN ケーブル延長敷設や、工事中の配線盛り換え作業が不要となり、重機往来などによる断線リスクも解消されます。
坑内で計測・収集される各データやカメラ映像を、離れた場所でモニタリングできると同時に現場内においても快適なインターネット環境を構築することができます。

トンネル坑内の遠隔監視や計測が可能

トンネル坑内でも必要で充分な通信速度を確保できるよう、最適な通信環境を構築します。
これにより、例えばカメラ監視システムとの組み合わせにより、工事進捗状況の確認や、工事事故に繋がる落石や突発湧水等の遠隔監視を実現します。

その他の活用事例

お客様のご用途に応じて、映像や計測などの各種データを、遠隔地のサイネージ(別途ご相談)やPCなどで閲覧・確認することができ、Gウェーブならではの自由度の高いソリューションが構築可能です。

■関連製品
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Starlinkによって広がるIoTの可能性

Starlinkは米スペースX社が運営している衛星インターネットサービスであり弊社も「STARLINK BUSINESS」を提供しているKDDIさんと連携してIoTソリューションを提供しています。
このSTARLINK BUSINESSをより使いやすく、現場のニーズに答えられるようになった点についてご紹介します。

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Starlinkを使って不感地帯でもIoTを可能に

StarlinkはアメリカのスペースX社が提供している衛星通信システムです。
一般的なインターネット接続は、有線または地上に設置された基地局との通信を経由して行われるのに対し、Starlinkは衛星と通信を行いインターネットに接続します。
エコモットではこのStarlinkをビジネス向けに提供しているKDDI社の「STARLINK BUSINESS」と現場臨場検査システム「Gリポート」を組み合わせたサービスを2023年3月より提供しています。

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仕様

Gウェーブ(Starlink)機器仕様

メーカー (株)GRIFFY
型式 SLR-100A
電源 AC100V
消費電力 5W未満
通信方式 衛星回線、光回線 ※
インターフェース 電源用コネクタ
LAN用コネクタ
保護等級 IP65相当
使用温度範囲 -10~55℃
使用湿度範囲 20~90%RH(結露なきこと)
寸法 W500×D200×H500(mm)(突起部除く)
質量 11.1kg(取付金具を除く)

Gウェーブ(LTE)機器仕様

メーカー (株)GRIFFY
型式 RAB-100
電源 AC100V
DC12V
消費電力 5W未満
通信方式 LTE(マルチキャリア対応)回線
インターフェース 電源用コネクタ
LAN用コネクタ
保護等級 IP65相当
使用温度範囲 -10~55℃
使用湿度範囲 20~90%RH(結露なきこと)
寸法 W300×D165×H400(mm)(突起部除く)

※お客様のご用意となります。

よくある質問と回答

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