NETIS技術名称:サインロイド2
環境データ計測システムを構成するクラウドロガーを内蔵し、風速・雨量・水位などといった気象計測データをはじめ、騒音・振動・濁度・pH・傾斜などといったアナログ計測データの表示にも対応した汎用LED表示板です。
気象予測オプション機能をお申し込みいただくことで、各種気象データの現地計測値とともに、人工知能(AI)技術で補正された気象予測値を表示することができます。
実測値、気象予測値はともにクラウドサーバー上で記録・保存され、リストやグラフ形式で値の推移を確認することができます。
気象予測値のグラフの推移等から、数時間後に迫る天候悪化を容易に類推することができるため、作業工程の見直しや予定の組み換え等をスムーズに行うことが可能になります。
※気象予測を行わず計測データ収集・表示のみを行う場合は、クラウドロガーLTEのNETIS 登録番号「KT-220145-A」が適用されます。
※NETISリンク先ページがご覧になれない場合は、こちら(PDF)をご参照ください。

概要

利用シーン

システム概要図

サインロイド2のバリエーションと特徴

機能・特徴

予測アラート機能

サインロイド2では、実測値に対してだけでなく、AIが予測した値に対してもアラート(メール配信や警報器の作動など)を設定・発報することができます。
例えば、「1時間後の風速が、10分平均で10mを超えると予測された時点でアラートを発する」といった使い方が可能となり、現場の地理的環境や危険度に合わせた管理が可能となります。

現場内で気象予測データを複数同時表示

現場内に設置した2台のサインロイド2を連携し、観測地の気象予測データを同時に2箇所で表示することが可能な「ミラーリング表示機能」を搭載しています。面積の大きな現場などで警戒の必要がある作業員の方が散在している場合などにご活用いただけます。
※標準機能として2台の複数同時表示に対応しております。3台以上での表示は別途ご相談ください。

危険の予兆を現場が認識できるように

従来天候の変化による作業中止の判断基準は、現地での現在値確認、もしくは管理者からの指示・連絡によるものでした。
サインロイド2を活用することで、実測値と予測値が同時に確認できるとともに、PC上では約5時間半先までの予測値が確認できることから、危険をいち早く認識し対応することが可能となります。

採用事例

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仕様

サインロイド2の仕様

メーカー (株)GRIFFY
型式 SIL-30
入力 アナログ(0~5V)×3
雨量計×1
回転灯 2台設置可能
通信方式 LTE(KDDI/docomo)
電源電圧 DC12V
消費電力:約7VA
表示部2段 最大940cd
使用温度範囲 -10~50℃
寸法 W430×D130×H340(mm)
質量 約7kg

※ 気象予測オプションを希望の場合「設置場所の緯度と経度」「取り付ける機器の高さ(風速予測の場合)」が必要となります。先情報が無い場合は未設定のまま出荷となります。

よくある質問と回答

  • サインロイド2の連続稼働時間はどの程度ですか?

    24時間365日運用が可能です。

  • サインロイド2の防水性・防塵性はどの程度ですか

    防水仕様ですが、保護等級(IPXXなど)は取得しておりません。

  • 現在も予測も平均風速での表示は可能でしょうか。

    はい、以下のどちらかの組み合わせで表示可能です。

    ・上段LED:1秒毎更新の瞬間風速
    ・下段LED:1時間後の10分平均風速

     または

    ・上段LED:1分毎更新の過去10分平均風速
    ・下段LED:1時間後の10分平均風速

  • 風速予測は30分後の予測も可能でしょうか。

    現在から5時間30分先(10分毎)の予測はサーバ側に記録されているため管理画面上では30分後の予測が参照可能です。
    LED表示板は30分後の表示には対応しておりません。

  • 定期的な再起動は必要ですか?

    定期的な再起動は不要です。

  • 1人で設置することはできますか

    基本的にすべての製品をお一人で設置可能※ですが、安全性の観点から2人以上で設置いただくことを推奨しております。

    ※設置に高さが必要となる風向風速計は除く

  • モバイル通信圏外で利用したいのですが

    キャリアの通信圏外でのご利用は、衛星通信での対応が基本となりますが、衛星通信をご利用の場合、AC100V電源が必要となります。

    トンネル内など、場所によっては通信ケーブルを延長することで対応できる場合があります。
    お問い合わせください。

  • 特定キャリアの通信しか使えない場所で利用可能ですか

    機器によって対応するネットワークキャリアが異なる場合があるためご注意ください。

    通常のクラウドロガーはauの通信サービスエリア内でご利用いただくこととなりますが、
    同じくクラウドロガーを搭載したサインロイド2はDoCoMoの通信サービスエリアでご利用いただくことが可能です。
    警報出力のみでしたら圏外エリアにおいてもサインロイド2で対応可能です。

  • 騒音・振動のケーブルの接続はどのようになっていますか?

    サインロイド2右側の穴から本体内部のBNCケーブルに繋がっています。
    騒音振動はケーブルを2本使いお客様は騒音・振動ボックス側に繋げて設置します。
    ※出荷する時はケーブルをつなげた状態で出荷しています。

  • 騒音・振動と風向・風速は両方同時に計測できますか?

    ご相談いただければ、機器側のカスタマイズにて対応可能です。

  • モバイル通信圏外でロガー内部にデータを保存できますか

    いいえ。残念ながらロガー内部にはデータ蓄積はできません。
    収集したデータの蓄積はクラウドサーバとなります。

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