風速予測(サインロイド2)

サインロイド2における予測風速は、緯度・経度・高度などの情報を解析することで、現場のピンポイント予測を可能としています。
機器には、実測風速と1時間後の予測風速が表示がされるとともに、クラウド上には約6時間後までの予測風速がアップロードされるため、風の変化をいち早く読めることで、作業中止・継続の判断が現場単位で可能となります。
また、強風に対するアラート警報においては、従来は実測値のみ設定可能であったのに対し、本風速予測パッケージでは、予測値に対してもアラート警戒を設定することができます。
本体の予測値表示機能、そして予測アラート機能を併用し、現場の安全性向上にお役立てください。

利用イメージ

サインロイド2を現地に設置することにより、クラウドロガーの機能である環境データの計測・記録だけではなく、リアルタイム表示することで、作業員に対して強風などの注意喚起を行うことができます。

機能・特徴

クラウドロガー内蔵であらゆる環境データを計測

クラウドロガーを内蔵しており、NETIS登録番号を引き継いだまま、サインロイド2をご利用できます。
サービス開始から現在まで、様々なフィールドでクラウドロガーを設置しており、そこで培った環境データの計測ノウハウと外部気象観測データやAIを組み合わせることで、通常の天気予報に比べ、精度の高い気象予測データの算出や事前災害対策を実現しました。

特徴1:ピンポイント予測

サインロイド2で表示する風速の予測値は、通常の天気予報とは異なり、現地におけるピンポイント予測を可能としています。本システムはまず、気象庁からの予測データを取得し、そこに現地の風速(風向)データを加えます。
次に、機器設置場所の緯度と経度、それから高度、さらには周辺エリアの大気の流れなど、取り付け場所周辺に関するさまざまなデータを独自開発した手法を用いて計算、予測しています。特に高度については、10m単位での設定、解析を行うことで、地表面の摩擦や地形を考慮した予測が可能となります。
これは、例えば高さ100m以上の地点で作業をするときや、クレーン作業をするときに、具体的な風の強さを把握するのに非常に有効です。

特徴2:予測風速の表示

サインロイド2は、1時間後の予測風速を表示します。予測値は10分おき(簡易予測は30分毎)に自動更新され、常に最新の予測値が表示されます。
風向(実測値のみ)の表示も可能であり、必要に応じて予測風速または現在風向のいずれかを選ぶことができます。
本体に表示される予測値は、あくまで1時間後の値ですが、ウェブアプリケーション上では、最大6時間後までの予測値が表示されています。
現場で表示されている値と全く同じ情報を、パソコンやモバイル端末などで、いつでも・どこからでも確認することができます。

特徴3:予測アラート機能

規定値を超えた場合に発するアラート機能(メール配信や警報器の作動など)は、あくまで実測値に対して実行されるものでした。
しかしサインロイド2では、自ら計算した予測値に対してもアラートを設定・発報することができます。
例えば、「1時間後の風速が、10分平均で10mを超えると予測された時点でアラートを発する」といった使い方が可能です。
このように、実測値だけでなく予測値に対しても警報条件を設定できるため、現場の地理的環境や、危険度合いに合わせた危機管理が可能となります。

危険の予兆を現場が認識できるように

天候の変化による作業の判断基準は、吹き流しや設置された風速表示器を確認する、もしくは管理者からの指示・連絡によるものでした。
これに対しサインロイド2は、実測風速と1時間後の予測風速が表示がされるとともに、クラウド上には約6時間後までの予測風速がアップロードできます。風速の予測値を常時見える化できることで、危険をいち早く察知することが可能となりす。
現場のピンポイント予測値を、その場にいる誰もが等しく認識できることは、風速の変化による危機意識を同じタイミング・水準で共有できることを意味します。
サインロイド2は、従来行っていた現場作業の続行・中止における意思決定をはるかに迅速にし、安全性のさらなる向上に寄与します。

作業工程の見通しをより確実に

風の影響は、常に危険が伴う現場にとって重要な指標の一つであり、精度の高い予測値は、管理者が見通す作業工程をより確実なものとします。
本システムが予測する風速は、民間気象会社に所属する専任の気象予報士が、局地的な地形などを考慮、修正したデータを元に計算しています。
独自開発された手法により、通常の天気予報では測りえないピンポイント予測が可能となり、正確かつきめ細かな予測値を計算、表示することを実現しました。
これにより、例えばクレーンなどの重機の転倒対策や台風・爆弾低気圧接近時の編成における意思決定に有効です。
また、突然の天候変化により発生する、作業員の手待ちロスや重機の手配ミスなど、現場における機会損失低減においても威力を発揮します。

各メディアで注目

2017年3月18日(土)付の日本経済新聞にてサインロイド2が掲載されました。本システムはIoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)といった、世間で注目を集めているIT技術を利用し、いち早く建設現場市場で運用を開始しています。今後も安全対策、業務の効率化等に貢献できるよう、品質向上と新システムの開発に邁進していきます。

■日本経済新聞 電子版

仕様

風速予測(サインロイド2)の仕様

メーカー エコモット(株)
型式 SIL-30C
入力 アナログ(0~5V)×3
パルス入力×1
回転灯 1台設置可能
通信方式 LTE(KDDI) (出荷時にLTE(docomo)も可能)
電源電圧 DC12V
消費電力:約7VA
使用温度範囲 -10~50℃(結露しないこと)
寸法 W430×D130×H340(mm)
質量 約7kg