建設現場の雷対策(雷が近づいたときの退避の判断と、使える気象情報)

建設現場では、なぜ雷が危ないのですか
雷は、近くに高いものがあると、それを通って落ちる傾向があります。建設現場には、クレーン、足場、鉄骨、杭打機など周りより高いものが多く、造成地や河川敷、堤防のように周りが開けた場所での作業もあります。気象庁は、開けた場所や高いところでは人に落雷しやすくなるとしており、遠くで雷の音がしたら、すでに危険な状況だと説明しています。

高いもの・開けた場所に落ちやすい
気象庁によると、雷は雷雲の位置しだいで、海面、平野、山岳など場所を選ばずに落ち、周りより高いものほど落ちやすいという特徴があります。グラウンド、平地、山頂、尾根、堤防や砂浜、海上のように周りが開けた場所にいると、雷雲から直接人の体に落雷することがあり、これを「直撃雷」といいます。気象庁が引用する日本大気電気学会の資料では、直撃雷を受けると約8割の人が死亡するとされています。
また、落雷を受けた樹木などのそばに人がいると、その樹木などから人の体へ雷が飛び移ることがあり、これを「側撃雷」といいます。木の下で雨宿りをしていて死傷する事故は、ほとんどがこの側撃雷が原因とされています。現場では、高い構造物や仮設物のすぐそばに立って雨を避けることが、これと同じ状況になりえます。
現場で特に気をつけたい場面
- クレーン、足場、鉄骨の上など高い場所での作業:周りより高い位置にいるうえ、地上まで降りて安全な場所に入るまでに時間がかかります。
- 造成地、河川敷、堤防、海上など開けた場所での作業:近くに逃げ込める建物や車がないことがあります。
- 電気発破を行う現場:国土交通省の指針と火薬類取締法施行規則は、落雷の危険があるときに作業を中止するよう定めています(次の節で説明します)。
雷を起こす積乱雲は、急な強い雨や突風ももたらす
雷を起こすのは積乱雲です。気象庁によると、一つの積乱雲の水平方向の広がりは数キロから十数キロメートルで、その積乱雲がもたらす現象は30分から1時間程度、局地的な範囲に限られます。発達した積乱雲は、雷のほか、急な大雨、ひょう、竜巻などの激しい現象を起こします。雷への備えは、急な強い雨や突風への備えと一緒に考えておくと、現場で判断しやすくなります。
夏だけでなく、冬の雷にも注意する
気象庁の統計(1991〜2020年の平年値)では、年間の雷日数は東北から北陸地方にかけての日本海沿岸で多く、金沢では45.1日です。宇都宮のような内陸部では夏に多く、金沢のような日本海側の地方では冬に多くなっています(金沢と宇都宮の値は、目視観測の自動化より前の観測値から求めた参考値です)。日本海側の現場では、冬の作業でも雷への備えが必要です。
法令や国の指針では、雷についてどう定められていますか
国土交通省の「土木工事安全施工技術指針」(令和8年3月)は、異常気象時の対策の一つとして「雷に対する措置」を定めています。雷雲の発生や接近の情報を得たら、拡声機やサイレンなどで現場の作業員に伝えること、電気発破を行う現場では警戒体制や退避の場所を決めて全員に徹底することなどです。電気発破については、火薬類取締法施行規則にも、落雷の危険があるときは作業を中止するなどの措置を講じるという定めがあります。
土木工事安全施工技術指針の「雷に対する措置」
指針の第2章 第7節「異常気象時の対策」の7.「雷に対する措置」には、次の3つが書かれています。
- 警報器、ラジオなどで雷雲の発生や接近の情報を入手したときは、その状況に応じて、拡声機、サイレンなどで現場の作業員に伝えます。
- 電気発破作業を行う現場では、特に警戒体制をつくり、警報(作業中止、退避など)と連絡の方法を定めます。作業中止や退避の場所などに関する措置は、適切な場所に看板などで示し、全員に徹底します。
- 電気発破作業では、雷光と雷鳴の間隔が短いときは作業を中止し、安全な場所に退避させます。雷雲が真上を通り過ぎたあとも、雷光と雷鳴の間隔が長くなるまで作業を再開しません。
同じ第7節では、防災気象情報などの集め方として、事務所にテレビ、ラジオ、インターネットなどを常備して常に情報の入手に努めること、現場での伝達のために無線機、トランシーバー、拡声器、サイレンなどを設けて緊急時に使えるよう点検しておくこと、工事責任者は非常時の連絡をしたら作業員に確実に伝わったことを確かめることも定めています。また、第7章 第5節「発破掘削」には、落雷の危険があるときは発破作業を中止すると書かれています。
火薬類取締法施行規則の定め
| 場面 | 定め | 条文 |
|---|---|---|
| 消費場所で火薬類を取り扱うとき | 落雷の危険があるときは、電気雷管または電気導火線に係る作業を中止するなどの適切な措置を講じる | 第51条 第11号 |
| 構造物の地上部分を電気発破で解体するとき | 落雷などで暴発を起こすおそれがあるときは、発破母線の点火器に接続する側の端を短絡させずに絶縁物で覆う | 第54条の3 第10号 |
労働安全衛生規則との関係
労働安全衛生規則の本文を確かめた範囲では、雷を名指しして作業の中止を定めた条文はありません。雷という語が出てくるのは、電気機関車などに避雷器を備えることと、その自主検査の定めです。高さ2m以上の箇所での作業を悪天候のときに止めるよう定めた第522条も、例として挙げているのは強風、大雨、大雪です。雷のときに作業をどう止めるかは、国土交通省の指針や気象庁の情報をもとに、現場ごとに決めておく必要があります。
雷が近づいたら、いつ、どこへ退避しますか
雷鳴が聞こえる、真っ黒い雲が近づく、急に冷たい風が吹くといった変化があったら、落雷が差し迫っていると考え、すぐに安全な空間へ退避します。気象庁が安全な空間として挙げるのは、鉄筋コンクリートの建物、自動車(オープンカーは除く)、バス、列車の中です。近くに安全な空間がないときは、高い物体から4m以上離れた「保護範囲」に退避し、雷の活動が止んでから20分以上たってから安全な空間へ移ります。
退避を始める目安
- 雷鳴が聞こえたとき:気象庁は、雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは落雷が差し迫っている、としています。文部科学省の通知も、日本大気電気学会の資料をもとに、雷鳴はかすかでも危険信号であり、聞こえたらすぐに安全な場所へ避難するよう求めています。
- 積乱雲が近づくサインがあったとき:気象庁は「真っ黒い雲が近づいてきた」「雷の音が聞こえてきた」「急に冷たい風が吹いてきた」を、積乱雲が近づいている兆しとして挙げています。まもなく激しい雨と雷が来て、竜巻などの激しい突風が起きるおそれもあります。
- 雷ナウキャストで活動度2〜4が出たとき:活動度2〜4はすでに積乱雲が発生しており、いつ落雷があってもおかしくない状況で、直ちに建物の中など安全な場所へ避難が必要とされています。
- 退避に時間がかかる作業では、もっと早く:気象庁は、避難に時間がかかる場合は、雷注意報や活動度1の段階から早めに対応するよう呼びかけています。高所やクレーンの上での作業、広い現場の奥での作業は、降りて移動するまでの時間を見込んで、早い段階で退避を始めます。
退避先(安全な空間)
- 鉄筋コンクリートの建物、自動車(オープンカーは除く)、バス、列車の中は、比較的安全な空間です。
- 木造の建物の中も基本的に安全ですが、すべての電気器具、天井、壁から1m以上離れると、さらに安全です。
- 現場の事務所、詰所、車両のうち、どこを退避先にするかは、着工時に決めておきます。作業場所ごとに、いちばん近い退避先と、そこまでの時間を確かめておくと、当日の判断が早くなります。
近くに安全な空間がないとき
- 電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところ(保護範囲)に退避します。
- 高い木の近くは危険です。最低でも、木のすべての幹、枝、葉から2m以上離れます。
- 姿勢を低くし、持ち物は体より高く突き出さないようにします。
- 雷の活動が止み、20分以上たってから安全な空間へ移動します。
- 保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝転んだりしていると、地面に接している体の部分にしびれ、痛み、やけどが起き、ときには歩けなくなることがあります。
これらは、気象庁が日本大気電気学会の「雷から身を守るには ― 安全対策Q&A ―」から引用している内容です。保護範囲は、安全な空間に入れないときの次善の方法です。現場では、保護範囲に頼らなくてすむよう、早めに安全な空間へ退避できる段取りを組みます。
誤解されやすいこと
文部科学省の通知は、日本大気電気学会の資料をもとに、人の体は同じ高さの金属像と同じように雷を引き寄せること、体から金属を外したり、ゴム長靴やレインコートなどの絶縁物を身につけたりしても、落雷を防ぐ効果はないことを示しています。身に着けた金属を外しても、雷から身を守ることにはなりません。退避することが基本です。
作業を再開する目安
気象庁によると、単独の積乱雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いため、ナウキャストで状況を確かめながら、安全な場所で積乱雲が過ぎ去るのを待ちます。電気発破作業について、国土交通省の指針は、雷雲が真上を通り過ぎたあとも、雷光と雷鳴の間隔が長くなるまで作業を再開しないとしています。雷鳴が聞こえなくなり、雷ナウキャストで現場の周りに活動度が出ていないことを確かめてから、再開を判断します。
雷の危険を知るには、どの気象情報を使えばよいですか
前日と当日の朝は天気予報の「雷を伴う」「大気の状態が不安定」という言葉を、作業の前には雷注意報の発表状況を、作業中は雷ナウキャストを確かめます。雷注意報は被害が起きると予想される数時間前に発表され、雷ナウキャストは1km四方ごとの雷の状況と1時間先までの予測を10分ごとに更新します。雷には警報がないため、雷注意報が出たら、その日の作業で雷に遭ったときの対応を準備しておきます。
段階的に確かめる気象庁の情報
気象庁は、積乱雲が発達しやすい気象状態が予測された時点から、危険の高まりに合わせて段階的に情報を発表しています。気象庁が示す使い方を、現場の一日に当てはめると次のようになります。
| 確かめる時 | 情報 | 現場での使い方 |
|---|---|---|
| 前日の夕方・当日の朝 | 天気予報(各地の気象台が毎日5時・11時・17時に発表) | 「雷を伴う」「大気の状態が不安定」「竜巻などの激しい突風」という言葉があれば、雷に遭ったときの対応を朝礼で確かめる |
| 作業を始める前 | 雷注意報(随時発表) | 発表されていれば、退避の合図と退避先、監視の担当を確かめる |
| 作業中 | 雷ナウキャスト(10分ごとに更新) | 活動度1が出たら、1時間以内に雷が起きる可能性があると考えて準備する。活動度2〜4が出たら、すぐに退避する |
| 作業中 | 竜巻ナウキャスト、気象防災速報(竜巻注意) | 突風に弱い作業(クレーン作業など)では、発生確度1にも気をつける |
雷注意報
気象庁によると、雷注意報は、落雷のほか、急な強い雨、竜巻などの突風、ひょうといった、積乱雲の発達にともなう激しい現象による人や建物への被害が起きるおそれがあると予想したときに発表されます。雷による被害が起きると予想される数時間前に発表されます。気象庁が発表する警報は暴風、波浪、大雪、暴風雪などで、雷には警報がありません。雷注意報は、雷について気象庁が出す注意報・警報のうち最も高い段階にあたります。
雷ナウキャスト(雷活動度)
雷ナウキャストは、雷の激しさや雷の可能性を1km格子ごとに解析し、1時間後(10分〜60分先)までを予測する情報で、10分ごとに更新されます。雷監視システムによる雷放電の検知とレーダー観測などをもとに、活動度1〜4で表します。
| 活動度 | 雷の状況 | 屋外で想定される対応 |
|---|---|---|
| 4 激しい雷 | 落雷が多数発生している | 屋外にいる人は落雷の危険があるため、建物や車の中へ移動するなど安全を確保する |
| 3 やや激しい雷 | 落雷がある | |
| 2 雷あり | 電光が見えたり雷鳴が聞こえたりする。落雷の可能性が高くなっている | |
| 1 雷可能性あり | いまは雷は発生していないが、今後落雷の可能性がある | 今後の雷ナウキャストや空の状況に注意する |
気象庁は、活動度2は雷が発生していてもまだ活発に感じない状況か、落雷が起きる直前の段階なので気を許しがちになるが、この段階で行動することが被害を減らすのに大切だ、としています。一方で、雷監視システムはすべての雷を捉えられるわけではなく、活動度が出ていない地域でも急に雷雲が発達することがあります。雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、雷ナウキャストの表示にかかわらず退避します。
竜巻ナウキャストと気象防災速報(竜巻注意)
竜巻ナウキャストは、竜巻などの激しい突風が今にも起きる(または起きている)可能性の程度を「発生確度」として10km格子ごとに解析し、1時間後(10〜60分先)までを予測する情報で、10分ごとに更新されます。発生確度2は予測の適中率が7〜14%で、20分後の予測までに発生確度2がかかる地域には気象防災速報(竜巻注意)が発表されます。発生確度1は発生確度2で見逃す例を補うように設定されており、適中率は1〜7%と低い一方、見逃しが少ない情報です。気象庁は、突風の影響が大きい作業や行事を行う場合は、発生確度1にも十分気をつけるよう呼びかけています。
雷の情報を、現場の全員に早く伝えるには
退避の合図を出す基準、合図の方法、退避先、だれが情報を見て合図を出すかを、着工前に決めておきます。当日は朝礼で雷の可能性を共有し、作業中は監視の担当が雷ナウキャストや予測サービスの通知を見て、拡声器やサイレン、無線で全員に知らせます。国土交通省の指針のとおり、合図を出したあとは、全員に伝わったことを工事責任者が確かめます。
着工前に決めておくこと
- 退避の合図を出す基準:たとえば「雷注意報の発表で準備、雷ナウキャストの活動度2以上か雷鳴で退避」のように、情報と行動を結びつけて決めます。高所作業やクレーン作業のように退避に時間がかかる作業は、活動度1の段階で作業を区切るなど、早めの基準にします。
- 合図の方法:拡声器、サイレン、無線機、トランシーバーなど、作業場所の広さと騒音に合わせて選び、緊急時に使えるよう点検しておきます。
- 退避先:作業場所ごとに、安全な空間(建物や車の中)を決め、看板などで示します。電気発破を行う現場では、指針のとおり、作業中止や退避の場所などを看板で示して全員に徹底します。
- 情報を見る担当と、合図を出す担当:作業に集中している職長が空や情報を見続けるのは難しいため、事務所や詰所で情報を見る人を決めておきます。
- 再開の基準:雷鳴が聞こえなくなってからの時間や、雷ナウキャストで現場の周りに活動度が出ていないことなど、再開の条件を決めます。
当日の流れ
- 朝礼:天気予報の「雷を伴う」「大気の状態が不安定」という言葉と、雷注意報の発表状況を確かめ、該当する日は退避の合図と退避先を全員で確かめます。
- 作業中:監視の担当が雷ナウキャストや予測サービスの通知を確かめ、基準に達したら合図を出します。屋外の作業員も、雷鳴、黒い雲、冷たい風に気づいたら、自分から退避し、周りに声をかけます。
- 退避後:全員が退避先に入ったことを確かめ、雷の状況を見ながら、決めておいた基準で再開を判断します。
知らせ方を自動にする
気象庁の雷ナウキャストは、だれかが画面を開いて確かめる情報です。作業中に見落とさないためには、予測サービスのアラートメールや、事務所・現場のモニターへの表示と音声の読み上げのように、基準に達したときに自動で知らせる手段を組み合わせると、監視の担当の負担を減らせます。どの手段を使う場合も、最後に全員へ伝わったことを確かめるのは、工事責任者の役割です。
KIYOMASA PROとMoniDASで、雷への備えに何ができますか
GRIFFYのKIYOMASA PROは、現場の緯度経度を登録したピンポイントの予測で、60分先までの雷の危険度を4段階で、竜巻の起こりやすさを2段階で示します。基準を超える予測が出たら、基準値と対応策を書いたアラートメールで知らせます。MoniDASは、現場のサイネージや事務所のモニターに気象・防災情報を常に表示し、全員で同じ画面を見られるようにします。
KIYOMASA PRO:現場ごとの雷・突風の予測と通知
- 現場ピンポイントの予測:現場の緯度経度を登録し、250m〜1kmメッシュの高解像度の予測を使います。市区町村ごとの予報ではなく、現場の地点の予測で判断できます。
- 雷・突風:60分先までの雷の危険度を4段階で、竜巻の起こりやすさを2段階で示します。60分先までの短時間の降水の予測も、小数第1位まで表示します。
- アラートメール:アラートメールに基準値と、基準に達したときの対応策(たとえば「作業を中止し、退避先へ移動する」)を設定して知らせます。着工前に決めた退避の基準と行動を、そのまま通知の文面にできます。
- 気象予報士の助言:GRIFFYの気象予報士が、基準値の設定や予測地点の調整を助言します。
- 報告への利用:画面に現場名が入るため、雷の予測を見て作業を止めたときなどに、そのスクリーンショットを報告に使えます。
- NETIS登録番号はKT-230016-VEです。
KIYOMASA PROの4段階の雷の危険度は、KIYOMASA PROの区分です。気象庁の雷ナウキャストの活動度1〜4とは別のものとして、どの段階でどう動くかを現場の基準として決めて使います。
デガード:工事区間や流域など、広い範囲の雷を監視する
道路や鉄道の工事区間、河川の流域のように広がりのある現場では、KIYOMASA PROの拡張機能のデガードが使えます。地図の上に描いた範囲の中で、60分先までの雷の危険度(4段階・10分更新)や竜巻の危険度(2段階)、降水量、平均風速を監視し、設定したしきい値を超えると注意喚起のアラートを出します。しきい値は、エリアごと・気象要素ごとに段階的に設定できます。
MoniDAS:現場のモニターで全員に見せる
- MoniDASは、高解像度の局地気象予測を、現場の大型サイネージや事務所のモニターに表示するシステムです。1時間先と36時間先の最大降水量・最大風速・WBGTなどの予測値と雨雲レーダー、発表中の警報・注意報を1画面にまとめて表示します。
- 現場の中止基準や任意の設定値を超える予想が発表されると、ポップアップと音声の自動読み上げで知らせます。危険を知らせる警告文は、現場で自由に入力できます。
- 朝礼で使う大型サイネージに表示すれば、毎朝、ピンポイントの天気、発表中の警報・注意報、中止基準を超える気象要素がないかを全員で確かめられます。
- 事務所、工事現場、支店・支社など3画面まで同時に表示でき、離れた場所でも同じ画面とポップアップで状況を共有できます。
- KIYOMASA PROと一緒に使えるほか、MoniDAS単体でも利用できます。
KIYOMASA PROのアラートメールで監視の担当と職長に知らせ、MoniDASの画面で事務所と現場の全員が同じ情報を見る、という組み合わせにすると、国土交通省の指針が求める「情報を入手し、現場の作業員に伝える」流れを、人が画面を見続けることだけに頼らずにつくれます。
よくある質問
-
雷鳴が遠くで聞こえる程度なら、作業を続けてもよいですか?
続けずに退避します。気象庁は、遠くで雷の音がしたらすでに危険な状況で、自分のいる場所にいつ落雷してもおかしくないと説明しています。文部科学省の通知も、雷鳴はかすかでも危険信号であり、聞こえたらすぐに安全な場所へ避難するよう求めています。
-
雷のとき、現場ではどこへ退避すればよいですか?
気象庁が安全な空間として挙げるのは、鉄筋コンクリートの建物、自動車(オープンカーは除く)、バス、列車の中です。木造の建物の中も基本的に安全で、電気器具、天井、壁から1m以上離れるとさらに安全です。現場では、作業場所ごとの退避先を着工時に決めておきます。
-
近くに建物や車がないときは、どうすればよいですか?
電柱、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところ(保護範囲)に退避し、姿勢を低くします。高い木からは2m以上離れます。雷の活動が止み、20分以上たってから安全な空間へ移動します。
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雷について、法令で作業の中止が定められていますか?
電気発破については、火薬類取締法施行規則 第51条 第11号が、落雷の危険があるときは電気雷管または電気導火線に係る作業を中止するなどの措置を講じるよう定めています。国土交通省の「土木工事安全施工技術指針」も、雷雲の情報を得たら拡声機やサイレンなどで作業員に伝えることなどを定めています。労働安全衛生規則には、雷を名指しして作業の中止を定めた条文は見当たりません。
-
雷注意報が出たら、作業を中止しなければなりませんか?
雷注意報は、落雷や急な強い雨、突風などによる被害が起きるおそれがあると予想したときに、数時間前に発表されます。発表された時点で直ちに中止とは限りませんが、退避の合図と退避先を確かめ、雷ナウキャストを見る担当を決めておきます。退避に時間がかかる作業では、気象庁の呼びかけのとおり、雷注意報の段階から早めに対応します。
出典
- 国土交通省 大臣官房技術調査課「土木工事安全施工技術指針」(令和8年3月)第2章 第7節 異常気象時の対策、第7章 第5節 発破掘削
https://www.hrr.mlit.go.jp/gijyutu/kaitei/shiyousho/202603/anzensekougijutsuR0803.pdf - 火薬類取締法施行規則(e-Gov 法令検索)
https://laws.e-gov.go.jp/law/325M50000400088 - 労働安全衛生規則(e-Gov 法令検索)
https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000032 - 気象庁「雷から身を守るには」(日本大気電気学会「雷から身を守るには ― 安全対策Q&A ―」からの引用を含む)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-3.html - 気象庁「雷ナウキャストとは」「雷ナウキャストの見方」「雷ナウキャストの利用と留意点」「段階的に発表する気象情報の利用」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder2-1.html
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder2-2.html
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-2.html
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-1.html - 気象庁「雷の観測と統計」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder1-1.html - 気象庁「気象警報・注意報」「気象警報・注意報の種類」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning_kind.html - 気象庁「竜巻ナウキャストとは」「竜巻ナウキャストの見方」「気象防災速報(竜巻注意)との関係」
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado3-1.html
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado3-3.html
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado3-2.html - 気象庁「急な大雨や雷・竜巻から身を守るために」(積乱雲って どんな雲?/「雷」による災害/気象情報をこまめに確認する/積乱雲が近づくサインを見逃さない/積乱雲が近づいてきたら)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tenki_chuui/tenki_chuui_p1.html - 文部科学省 初等中等教育局 健康教育・食育課長「落雷事故の防止について(依頼)」(平成30年7月20日)
https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1375858.htm - 製品の仕様は、各製品ページの掲載内容によります。
このページは2026年11月時点の法令と公表資料をもとに株式会社GRIFFYが作成しました。法令や指針、気象庁の解説の言い回しを分かりやすく直しています。個別の現場での当てはめは、所轄の労働基準監督署や発注者にご確認ください。











